今月ご紹介するのはPREMIERですが、スタンダードなCal.B01のPREMIERではなく、「トゥールビヨン」や「ミニッツリピーター」と同等の製造難易度と言われる「デュオグラフ」搭載のPREMIER B15 DUOGRAPH 42です。
「デュオグラフ」という用語は1940年代にブライトリングが使用した用語で、「クロノグラフ ラトラパンテ」の事を指します。
ブライトリングの他のシリーズでも「ナビタイマー ラトラパンテ」とかもありましたよね♪
さて、この「クロノグラフ ラトラパンテ」ですが、実際に通常クロノグラフと何が違うのでしょうか？
正解は、その語源にあります。
「ラトラパンテ」とは、フランス語の「パットトラパー」(追いつく)に由来するそうです。
時間計測時にリューズにあるプッシュボタンを押して頂くと、クロノグラフ針がなんと！
2つに分裂？して2つの時間の計測が出来るという機能がついているのですが、この分裂した2つのクロノグラフ針をリセットすると、瞬時にそして同時に12時位置に戻る為、初めに止めたクロノグラフ針が2回目に止めたクロノグラフ針に“追いついて”いる様から付けられた名前なのでしょうね。
ナビタイマー ラトラパンテの際に製造されたマニュファクチュール自動巻きムーブメントCal.B03があるのに、
今回のCal.B15はあえて新しく作られたマニュファクチュール手巻きムーブメントなのもPREMIERの少しクラシカルなイメージにピッタリですよね！
今回は、少々長くなってしまいましたが、面白いムーブメントの商品が御座いますので、是非、店頭で確かめてみて下さいね！
